第三者によるIP電話の不正利用に関する注意喚起
お客様各位
現在、IP電話をはじめとする電話サービスが第三者に不正利用され、 利用者に高額な国際電話料金の請求がなされる被害が増えており、 総務省のWEBサイトでも、『第三者によるIP電話等の不正利用への対策について(要請)』 という題目で注意喚起を促されております。
本件被害の主要原因は、通信機器(PBXまたはIP電話対応のルータ等)の 情報セキュリティ上の脆弱性対策が不十分であることと考えられております。
弊社製品IP-PBX製品「MediaOffice」「MediaVoice」「MediaCalls」を導入させて頂く際も、 国際電話の利用休止や、セキュリティ対策のご支援等、引き続き、お客様に安心・安全に ご利用いただけるよう不正アクセス対策に取り組んで参ります。
なお、お客様におかれましても、第三者による不正利用が行われないよう、 ネットワークに接続している通信機器の設定状況など、十分なセキュリティ対策が 実施されているか、今一度ご確認下さいますようお願い申し上げます。
推奨対策
1.ポート番号を変更する ※FUSION IP-Phone / Basix利用時
システム管理 | SIPチャネルグローバル設定 で bindport オプションを SIP の 標準ポート番号である 5060 以外に設定する。
※設定を変更した場合、電話機本体の設定も変更する必要があります。
2.ルーター・iptables 等でパケットのフィルタリングを行う ※FUSION IP-Phone / Basix利用時
FUSION では利用アドレス帯が公開されているのでパケットのフィルタリングを行う。
http://www.asterisk-fusion.jp/illegal-access.html の 5. IPアドレスによるフィルタリング を 参考にし、FUSION の IP アドレス帯から送信された SIP のみを通過させるようにする。
3.内線電話機のパスワードを複雑にする
内線電話機のパスワードを数字だけでなくアルファベットや記号を含めて長く複雑にする。
※設定変更をする場合、PBXサーバの設定も変更する必要があります。
4.国際プレフィックス番号(010)を発信番号規制する
IP電話回線による国際電話発信の国際プレフィックス番号(010)に対して、発信規制を有効にする。
暗証番号による認証を有効にする。
5.MediaOfficeをご利用中の場合
発信番号規制の設定画面で、「010*」を登録する。
6.MediaCallsをご利用中の場合
基本設定|ダイヤル禁止設定(発信規制)の設定画面で、「010*」を登録する。
ダイヤルプラン | 外線発信設定 で プレフィックス 010 に対して、発信規制暗証番号 を設定する。
7.国際電話を休止する
キャリアによっては、国際電話発信の休止設定が行なえるので、国際電話の発信を行なわない場合は直接、 各キャリアに依頼の上、休止設定を有効にしてもらう。
※詳しくは下記総務省WEBサイトでご確認ください。
http://www.soumu.go.jp/menu_kyotsuu/important/kinkyu02_000191.html
上記対策及び、その他ご不明・ご心配な点がございましたら、 弊社までお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。
お問い合わせ
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